夏の甲子園、戦後初の中止決定、過去に中止になった大会は?

夏の甲子園画像 趣味

こんにちは、ドラ蔵です。
いかがお過ごしでしょうか。

私は絶賛テレワーク中です。
緊急事態宣言は解除されたようですな。

しかしドラ蔵の県はまだまだ続くようで・・・
余談を許さない状態が続きます。

そんなところで気になるニュースが、それは夏の甲子園大会の中止検討というニュースです。
このご時世ですからなかなか致し方ないかもしれませんが、悲しいものです。

春のセンバツに続き、夏の甲子園も中止になるのか?

甲子園球場画像

今年、センバツ大会はコロナウイルスの影響で史上初の中止になりました。
代表校の選手が泣いている写真を新聞で見た時は非常に胸が痛んだのを覚えています。

生まれてからというもの、阪神淡路大震災や、東日本大震災など甚大な被害を出した天災を見てきました。
それでも甲子園は中止にならずに大会を行いました。
地域の子供達が頑張ること、それが復興に向けた活力を生んできたのも事実です。

しかし、今回はそれも叶いません。
ウイルスという見えない力の前に、あらゆすエンターテイメント・スポーツが為す術もない状態です。

夏の甲子園大会とは?春のセンバツとの違い

ツタのない甲子園いらすと

春のセンバツに対し、夏の甲子園大会です。
正式名所は「全国高等学校野球選手権大会」といいます。
朝日新聞社主催で行われます。因みに春は毎日新聞社主催です。

優勝旗の色にも違いがあります。
春は紫紺、夏は深紅です。深紅の大優勝旗とも言われます。

春は選抜という言葉通り、地区大会(関東大会・東北大会など)の上位チーム(ベスト4くらい、地区による)が代表に選ばれます。
その他、21世紀枠など特別枠による選考があります。この基準は地域貢献や文武両道・環境面のハンディキャップ克服などで決まります。
基準に関してはブラックボックスの為、波紋を呼ぶこともあります。
センバツに関しては以下記事を↓

ここで選抜に対しては書いています。因みに当時はまだ大会中止の動きもなかったのです・・・

それに対し、夏は1県1代表です。つまり、おらが県の代表が必ず出場します。
県大会を勝ち抜いて、全国大会へという至極わかりやすい仕組みをしています。
センバツは大会の入場行進曲がその年の流行曲(今年ならパプリカ)になりますが、夏は「全国中等野球行進曲」で固定です。

そして有名な大会歌に「栄冠は君に輝く」があります。
夏の朝日新聞社のCMにながれる曲ですね、「く〜も〜は〜わ〜き〜♪」
のアレです。
この曲を作曲したのが、連続テレビ小説「エール」の主人公、古関裕而さんですね。

夏の甲子園、過去に中止は2回

夏の甲子園現地の写真

夏の甲子園に関しては、過去中止は2回ありました。

1918年の第4回大会と、1942年〜45年の戦況悪化に伴う中止です。
※1942年は大会自体は開催していますが、主催が朝日新聞社ではないため、
大会の継続回数には認められませんでした。俗に言う「幻の甲子園」です。

第4回大会は、日本史やってた人ならわかるであろう「米騒動」の影響です。
富山県の主婦たちが全国を動かした、あれです。
因みにこの当時は甲子園球場ではなく、鳴尾球場でございました。

こうしてみると分かる通り、甲子園大会は余程の被害や騒動がなければずっと継続してきたことがわかります。

インターハイが史上初の中止、夏の甲子園にも影響か

甲子園に先立って、インターハイ(全国高校総体)が史上初の中止となりました。
夏の甲子園の開催可否の判断にも、大きく影響を与えると思われます。

これによって生じるのは、生徒の進路問題でしょう。
各スポーツの強豪と言われるような学校の場合、大学や社会人からの推薦を得るため、最後の大会での実績が非常に重要となります。

甲子園に出場する、あるいはそこで活躍するというのは、
そこからプロに行く可能性もありますし、大学からの推薦資格を得ることにもなります。

強豪校に入り、レギュラークラスであれば、当然その先の進路を意識してきたはずです。
先輩たちと同じように、自分も進む・・そう思っていた矢先のこの騒動です。

未来が見えない中で模索していくのは非常に大変かと思います。

甲子園が中止になっても、地方大会は開催する可能性

砂を集めるイラスト

朗報もあります。甲子園が中止になったとしても、地方大会を独自で開催する予定の県が多いとのことです。
「3年生のため」「教育的な意味で」「花道を飾らせてあげたい」などの想いから、独自開催の方針を固める県が多いとのこと、良かったです。

勿論今後の方針次第のところもあり、無観客で行うなど措置を講じる必要はあるとは思います。
また、コロナウイルスの状況次第では有無を言わさず中止になる可能性を秘めているため、まだまだ予断を許さない状態であることは確かです。

まとめ

夏の甲子園、春のセンバツとの違いはわかりましたかね?

私は高校野球が大好きです。しかし、好きだからこそ生徒の体を第一に考えてほしい気持ちがあります。

見ている側は高校野球をエンターテイメントとして話しているかもしれませんが、体を犠牲にして頑張っているのは他ならぬ生徒たちです。

どうか生徒たちが納得の形を目指してほしいと思います。
もし観客が入れるということになったら、私は1ファンとして精一杯高校野球を応援したいと思います。

注目の最終決定は20日です。

※ 夏の甲子園戦後初の中止決定に伴い、タイトル変更
  5月20日 15時現在

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