みなさん、こんにちは
サイト管理人のドラ蔵です、どうも初めまして。
ドライバーだったからドラ蔵です。
いきなりタイトルが重めだが、
私の歩んだ経歴で以て言えば、
勿論転職は可能。
未経験で30歳でも問題ないというのが感想。
まず、そのような体験記を見れば、
「あ、総合職の人のハイスペック話ね。はいはい。乙でーす。」
みたいに思うよね?鉄道会社からの転職体験記はそりゃたくさんあるけれども、現業採用の人の体験記、しかも30歳前後で、というのは無いに等しい。
そんなことないよ!って意味も込めて、以下私の経歴。
鉄道会社入社からの経歴
2011年、大学卒業後、新卒で鉄道会社に入社。
鉄道会社入社の理由:安定していそうだから。
↑もちろん上記理由を面接では言わないこと!
鉄道会社の現業職として採用。
最初は技術系じゃなければ駅員。
主に改札口での対応や、切符発売業務メイン。
基本制服。スーツにて綺麗なオフィスへ出勤‼︎
ということはなく、ササッと駅事務室へ入る。
2013年、試験を受け車掌になる。
ドアの開閉は勿論、放送や異常時の旅客誘導もやる。「ダァシェリエス」のやつね。知らない人はググってね。
※因みにだが鉄道業界は時間にはかなりシビア。乗務員だと出勤時間が泊まり、日勤(日帰り)でも違う。更に平日、休日でも違う。
遅刻した履歴は会社内で一生残るので要注意。
2015年、試験を受け運転士に。
学科研修5ヶ月、実地研修8ヵ月を経て1人前に。
運転士の実地研修は師匠と長い時間共に過ごすので、性格が合わないと本当に地獄。辛すぎ。
折角学科研修を終えても、上記理由で運転士を辞める人もちらほらいる。
しかし、大抵の人は泣きながらもひたすら耐える。
という具合に、足掛け8年で3つの職種を経験。
- 駅員2年半
- 車掌2年半
- 運転士2年半
という具合に職種と職場を経てきた。所謂営業経験はない。
鉄道会社、総合職と現業職の違いについて
その仕事のルール故、上意下達な文化が連綿と醸成されている鉄道業界。
同じ会社でも総合職と現業職(一般職)はまた違う。
踊る大捜査線の青島さんと室井さんで当てはめると良い。
現業職:所轄、青島さん、事件は現場系。
総合職:本庁、室井さん、事件は会議室系。
因みに総合職は管内どこでも異動するのが主なパターン。
同じ職場には長くても3年、運輸職場からは大体2年くらいでいなくなる。
しかし、苦労している分出世は早い。
恐らく40才越えれば、1000万超えも見えてくるはず。
対して、現業職は頑張っても課長、ほとんどはそこまで行かない。大体駅や乗務員区の
助役や、支社の副課長くらいのクラスで終わる。でも40歳800万くらいは貰える。
生涯鉄道運転士という職人気質の人もいるが、なし崩し的に一つの職種にすがり続けるパターンも多い。
給料での比較だが、採用段階で基本給が違うため、同じ年齢で同じ職位なら、やはり総合職が高い。
因みに両者の関係は決して悪くない。お互いリスペクト。
なぜ鉄道会社の運転士を辞めて転職したのか
同じ業務をやり続けることに飽きてしまった。
これが一番の理由。
世の中の進展のスピードが速まる中で、自分だけが変わらず同じことをやり続けることに対し、懐疑的になってしまった。
「なぜ鉄道会社に入ったか?」
この問いに対し、大多数は
〝鉄道会社=安定〟
の方程式を頭の中で浮かべて入社している。良く言えば牧歌的、悪く言えばのんびりした雰囲気の人が多い。
また、駅・乗務員共通なのだが、
「自分の会社=最高」と信じて疑わない人が多数いる。
それはそれで悪いことではなく、一体感を醸成するのに役立ってはいるが、一般的なビジネスの流れを知らない人が大多数な分、世間知らずに聞こえてしまう節はあった。
鉄道会社から転職して、その後
私は現在、IT会社を標榜する元電気会社に営業職でいる。
よくある「スタートアップでWeb系にいます!時代はWeb系!」
みたいなものではなく、前職と同じような規模感の老舗企業だと思う。
なので、大企業特有のスピード感のなさみたいなものはやはりあるし、
「会議を減らすための会議」 という漫画みたいな会議が本当にある。
決して外に出たからすべてが洗練されるわけではなく、大きな会社にはそれなりの
問題点がやはりあるのだろう。
なぜ転職できたのか?
まず、基本スペックを言えば
- 年齢30
- 性格 根暗、1人好き
- 営業経験 なし
- 特殊資格 なし
- 顔 強面
というなかなか困ったスペックではある。ただ、自分が勤めていた区所の泊まり勤務は出勤が必ず午後であった為
- 泊まり勤務前
- 泊まり明け
- 日勤行路後
の時間を使って面接やら説明会を受けていた。つまり時間はあった。その余った時間はフル活用し、場慣れしていった。
勿論、営業経験がないのでお断りというのもやはりある。断り文句かもしれないが。
で、面接に呼ばれるパターンで多いのは、大体が
「なんでそんな安定した会社をやめて、うちなの?」
というパターン。
このパターンが多い。質問意図としては
1.単純に物珍しい
2.それだけ強い意志があるのではないか?
という2択であり、興味は引くはずである。
そこで多少のハッタリを入れたり、人間味を見せることで
無事内定を得ていった形だ。
ちなみに、無理に転職すると苦労するというが
それは間違いない。根暗には大変。
みなさん
転職は慎重にね!
相談にはいつでも乗るよ!
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