鉄道会社のあるあるについて、その1

停車中jの電車 鉄道ネタ
鉄道画像
*画像は自身で撮影、所属会社ではありません。悪しからず。

こんにちは、今日は鉄道会社のあるあるというものについて考えてみたいと思う。
一応説明しておくと、ドラは元鉄道会社の人間であり、かつ駅員から運転士まで一通りのことはやってきた。

当然そこに到るまで約8年ほどの時間をかけてきた訳で、社会人生活の記憶の大部分は鉄道会社での記憶ということになる。

今日はその中でのあるあるネタについて触れてみたいと思う。同業の方は是非。

鉄道会社の労働組合は強い

労働組合イラスト

ズバリこれです。まぁこれに関しては入社前からなんとなく情報は聞いていた。
しかし入ってみて驚いたのは予想以上に盛んだったこと。
本当に「会社側許さねぇ!」「ストやらないとか軟弱だ!
みたいな血気盛んな人が本当にいる。

信じられないかもしれないが、これは本当。特にベタランの人に多い。
しかし若い人でも組合に恩義がある人は割とこのように考えがち。

そして、駅員の時から明けや休日が組合行事で潰れる。
みんな嫌がっている部分はあるが、怒らせると面倒な為、
とりあえず嫌々ながらもイベントに顔を出すのである。

それこそその強固な(?)組織力を武器に、会社とやり合う組織となり、
時には争いも辞さないという強い姿勢を維持して来た。

昔の活動は凄かったらしく、暴動やストライキを度々行い、大きな影響を与えた(もちろんマイナスの意味で)。

ただ、某鉄道会社のように
スト画策して失敗→組合が弱体化
というパターンもあるので、
時代はだいぶ変わって来たなぁと実感する今日この頃。

乗務員になると、駅員には戻りたくないと思ってしまう

現役の駅員の方には悪いけどこれは本当。というか運転適性検査に受からない等の理由を除いて、駅員をずっと希望している人は少ない。

これは、結局

  • お金を扱う
  • 接客業
  • 給料安い
  • 人がいない(休み取りづらい)
  • 拘束時間長い
    といった理由があるからである。

確かに乗務員になった時はそれなりに大変。
乗務員=師弟制度の為、師匠と合わなければ本当に地獄。
というか多分無理だと思う。

泊まり勤務であの狭い乗務員室に、合わない師匠と24時間殆ど一緒・・・・
う〜む、辛い。

ちなみにドラの師匠は本当に良い人だった。はっきり言って聖人レベル。
かたや同期はよく泣かされていた。こればかりは運ゲー

しかし、辛い見習い期間を終え、一人乗務になると、これほど楽なものもない。
なにせ一人なので、対人関係のストレスはほぼ皆無に等しい。

しかも乗る電車は指定されているので、はっきり言えば輸送混乱等なければまず残業しない。
すごいでしょ?

運転士から先のプランが見えない

指令員っぽいテキスト

いや、これは鉄道の、所謂現業職のあるあるではないか?
上でが乗務員最高、みたいな書き方をしたところ申し訳ないが。

最近は鉄道現業職でも大卒の人が増えたため、昔のように
「生涯運転士!」みたいな職人気質の人は少なくなった。

実際運転士研修中にはすでに
「この先どうしようか?」みたいな話をしたものである。

運転士も「憧れ」ではなく、ただの「通過点」として捉えている人が増えたように思う。それはある意味技術の発展と時代背景からやむを得ない部分である。

しかも機械自体はどんどん便利になる中で、工夫や知恵を使わなくても運転をすることが可能になった為、仕事への拘りというものが生まれづらくなっていると思われる。

で、そのあとどうするか考えながら、ある意味煮え切らない状態で乗務員を続けている人も多い。

というのも

  • 指令員になるのは大変(超体育会系且つ寝れない)
  • 指導員になるのは技術と人望必要
  • 支社勤務も簡単にはなれない(公募していたりする)
  • 1から仕事覚えるの面倒(あらゆる異動に対して)
    などなど・・・

なので、みんな「このままじゃヤバい」と思いながらも
楽だからいいか」と負けて時間を過ごすことになる。

まぁかと言って辞めるのもどうかと思うけどね・・・。

昼から飲んでいる人を見ると、同業を疑う

お酒を飲む人のイラスト
昼から飲むお酒って本当に美味しい。

泊まり勤務は確かに辛い。
しかし、辛く長い1日を終え、先輩や同期と昼から飲むお酒は本当に美味しい。

ランチタイムで周りがソフトドリンクの中、
遠慮なくビールをガブガブ飲む瞬間の背徳感と優越感は何とも言えない。

そしてよく酔っ払う。

てことは置いておきつつ、昼から飲んでいる集団を見ると
警察官や消防、そして同業他社の存在を疑ってしまう。

明らかに作業服とかなら「違う会社だな」とわかるけど、
スーツの集団が昼から満足気に飲んでいるのを見ると
「もしかして同業か?」と気になったりする。

で、会話に聞き耳を立てて見ると、案外同じ会社のことも多い。
会話を聞いていると社内用語が聞こえてきたりする。
そんな時、「世間は狭いものだな・・」と実感する。

まとめ

ということで、今回は鉄道会社のあるあるについて述べて見た。
もちろんあるあるネタは山ほどあるので、小出しにしていきたいと思う。

鉄道会社あるあるはそれこそSNSでも多数散見されるので、
それらを見て比べて見ると面白いかもしれない。

鉄道会社に入ろうとしている人や、同業他社の人の参考になれば幸いである。
以上、ドラ蔵でした。

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